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[特装版]神迎え

[特装版]神迎え

通常価格 ¥330,000 JPY
通常価格 セール価格 ¥330,000 JPY
セール 売り切れ
税込

がいた西7西による()最新で
カバーは石州楮紙をくるみ表紙仕様で全面に手貼り。本文はシルク印刷。題字と裏面の紋は黒箔押しとなっています。

最終ページには、()水野自身が朱を塗り、神いた画」(絵柄は全て異なります)を1からったでめし、おさめています。エディションNo.入り。

また、永く美しい状態で保管いただく為に、明治元年創業、箱義桐箱店に特注した専用の桐箱に収め、なおかつ紋付きちりめん風呂敷に包んでお届けします。

〈ご購入特典〉 
・石州楮紙に和奏刷(特殊印刷)した絵(画像7枚目)を1点、自由に額装していただける形で納入。
・『神迎え』誕生までのストーリーをまとめた冊子『掌に美しい日本を奏でる 第1章』付

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《製品概要》
縦 350mm × 横 230mm× 高さ 25 mm
カバー:くるみ表紙・水切りした石州楮紙を全面貼り
本文:蛇腹折製本 22 頁
原画: 1(エディションNo.
和奏刷画:石州楮紙板干貼 10点
和奏刷(特典:画像7枚目):石州楮紙
画:石州楮紙貼り
書・紋:黒箔押し
文:シルク印刷
和紙糸:石州楮紙 茜染め
箱:桐製
包み:紋付きちりめん風呂敷

英訳入り

ISBN-10 ‏ : ‎ 4991214110
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4991214110
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[梱包内容]
■[特装版]神迎え -隠岐島・焼火神社 1冊

■ 水野竜生 原画 1点
石州板干和紙に朱と墨で神楽を舞う社家を描いた作品です。
左手に幣、右手に鈴を持って舞う幣舞。その年に生まれた赤児を抱いて舞う巫女の姿。アップテンポな囃子にあわせ登場する猿田彦、戦の神である建雷之神・・・。
50点全て絵柄が異なります。シリアルナンバー付き。

■ 専用桐箱
特注の桐箱に納めてお届けします。桐は湿度が高くなると膨張し、気密性を高めて内部へ湿気が侵入することを防ぎ、乾燥時には収縮して自身の水分を放出する特性を持ちます。永く美しい状態で保管いただけます。
明治元年創業、箱義桐箱店製です。

■ 紋入り風呂敷包み
京都・与謝野町の山藤(やまとう)に別注した、紋付きちりめん風呂敷に包んでお届け。

■ 和奏刷(わそうずり:画像7枚目
石州楮紙に特殊印刷した水野竜生の絵を 1 枚、ご自身で自由に額装して愉しんでいただける形で納入。

■ ストーリーブック 1冊 『掌に美しい日本を奏でる 第1章』
「神迎え」が誕生するまでのストーリーをまとめた冊子付。

■ リーフレット 1冊
神迎えについての解説やプロジェクトメンバーのメッセージが添えられたリーフレット。
制作の背景をより深く知ることのできる一冊です。

[配送・オフィス受け取りについて]
配送については、ご指定の住所にお届けする一般配送と
鎌倉市長谷にある一凛堂オフィスでの受け取りのどちらかをご選択いただけます。

オフィスでの受け取りの際はご購入時の画面で「店頭受け取り」をご選択ください。

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〈制作の背景〉
「日本の神様の物語を、日本の紙に綴る、描く」というコンセプトのもとに制作。
記念すべき第一号は、島根県隠岐諸島・西ノ島にある焼火神社が舞台です。
2022年7月23日の例大祭で奉納された「隠岐島前神楽(おきどうぜんかぐら)」の世界をここに奏でてみました。

華やかでリズミカルな太鼓や鉦の音、神様と人間が戯れ遊ぶ幽玄なときを感じていただけましたら幸いです。
連綿と謡い継がれてきた神楽歌をもとに、物語は綴られています。

神楽歌をもとに綴った稲垣麻由美の文は黒のスクリーン印刷。
辰巳紫瑛の書と裏面の紋は黒箔押し。

和紙の強靭さとしなやかさを体感していただけるように設計した製本は全て手作業で仕上げております。
特に、カバーは石州楮紙をくるみ表紙という仕様で全面に手張りしています。
なおかつ、その楮紙の一部に、毛筆に水を含ませ走らせることで、やわらかくなった部分を人の出て優しく裂くという伝統技法(水切り)で、一筋の光が宿ったような線、鳥居のようにも見える演出をしています。

最新の印刷技術と伝統工芸が融合したアートブックです。

なお、明治時代から続く箱義桐箱店に特注した桐箱に納め、
京都の山藤さんにお願いした、紋付きちりめん風呂敷に包んでお届けします。

【特別監修:焼火神社 第21代 松浦道仁宮司】
神楽も祭りもそうですが、どうも神様は日常には社に常駐していない体をとっています。
というのは、神社において祭りは年に何回か繰り返されのでその時に降臨するからです。
神社で恒例の祭りを恒例祭と呼び、それ以外を臨時祭と呼びます。

また、神楽はそういう意味では常に臨時祭でした。
臨時祭はそんなに珍しいものではなく、地鎮祭とか竣工式などある意味よく見かける行事でもあります。
その時、降臨する場所は注連縄で結界し、場を清めてから神様をお迎えします。
そういう意味では臨時祭が神社では最も原初的形態を表していると思われます。
それを解りやすくドラマティック音と舞で演出するのが神楽です。
ただ原則はそうだとしても、場所により、時代により表現方法には千差万別あり、
それが洗練された結果、各地方の神楽文化として今ここに定着しています。

【隠岐島前神楽(おきどうぜんがくら)】
左手に榊、右手に扇を持った男性が面をつけずに一人で舞う『神途舞』。
神楽歌には「幣の立っているこの場所も高天原(たかまがはら)であるので、
集まりなさい 四方の神々」とあります。
舞うことでその場を払い清め、共に神を招くのです。

そして、猿田彦大神が天孫を迎える演目あたりから、奏楽が少しずつ早拍子になり、場の空気が大きく変わっていきます。
白面の善神と黒面の邪神が戦うという勧善懲悪ものの「随神」は動きも激しく、邪神が退散される場面では自然と笑いと拍手が湧き、
「舞い児(まいこ)」と呼ばれる巫女舞では、その年に生まれた1歳未満のあかちゃんを巫女(神子)が抱いて舞います。
新しい命が健やかに成長しますようにと願う舞は、神の威徳を得てより濃密な時空を生んでいました。

隠岐島前神楽の最大の特徴は鉦や締太鼓が刻む4分の3拍子のアップテンポなリズムです。
「ヤハー ヤハー ヤハハー」と繰り返されるお囃子に包まれるうち、
お迎えした神様、舞う者、見る者のあわいが溶けていく様子を水野竜生が描いています。

現在、隠岐島前神楽は島前神楽保存会として島前各地の有志が集まり伝承しています。
昭和40年頃までは保存会組織ではなく、社家(しゃけ)と呼ばれる神楽を専業とする特別な家系により、家伝秘伝として継承されていました。
現在も石塚家が1軒のみ残っています。

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